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【ネタバレ】映画「ワン・デイ 23年のラブ・ストーリー」23年の恋愛【Amazonプライムビデオ】

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「ワン・デイ 23年のラブ・ストーリー

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設定の奇抜さが目立つ恋愛映画です。

 

とにかく、アン・ハサウェイの変化を楽しみながら見れる映画ですね。

 

映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』予告編 - YouTube

 

 

 

 

1.作品概要

原作はベストセラーになっていて、原作者のデヴィット・ニコルズは脚本としても本作に参加しています。

あんまり海外での評価は高くなかったようですが、どうでしょうか。

 

主演はアン・ハサウェイ

海外女優で初めて作品を追ったのが彼女でした。

 

漫画みたいに綺麗。特に口が好き。

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 口が大きいと、笑顔になった時に凄く魅力的になるように思います。

 

出演作品は「プラダを着た悪魔」「ラブアンドドラッグ」「レ・ミゼラブル」「マイ・インターン」など多数。

 

日本公開の作品への出演が多いので、ファンも多いのではないでしょうか。

 

 

今作の特徴は、

1988年の7月15日から、

23年間の7月15日のみで展開される点です。

 

たった1日を描いたあと、二人がみれるのは翌年、もしくは数年後。

 

まあ、

もっと会えばいいのに。

とは思いましたけど。

 

 

 

2.ストーリー(ネタバレあり)

2-1.三行ストーリー

想いがすれ違いながら、

別の道を歩み続けた二人が、

”運命の人”として結ばれるお話。

 

2-2.詳細なストーリー

1988年7月15日。

大学を卒業した真面目なエマと自由奔放でチャラ男のデクスターは、卒業パーティの後二人で夜を過ごします。

ウブなエマの態度にデクスターは手を出さず、このまま友達を続けようと提案。

 

それから毎年、同じ7月15日に二人はデートをします。友人として。

 

芸能人として躍進するデクスターと、詩人として成功を目指すエマ。

 

7月15日を積み重ね、二人は違う個性を伸ばしながら別々の方向で成長していきます。

 

友人として、エマの詩人としての道を励まし続けるデクスターでしたが、

エマは出会った日から、デクスターを友人としても、恋愛対象としても見ていました。

 

 

1992年7月15日。

旅行にエマを連れて行ったデクスターは、エマの”大人”の女性としての成長に見方を改めます。

エマの美しさに告白するもエマは返事を保留。

二人の”友人関係”は続きます。

 

 

1993年7月15日。

芸能人として成功していたデクスターは、酒とドラッグに溺れる様になります。

 

自分の成功を親に自慢しようとしても、破天荒な芸能生活を親に否定され、デクスターは困惑します。病弱な母はデクスターに、ドラック中毒を見抜かれます。

 

”立派で礼儀正しくて、愛情深い人間になれ”

 

と母親に諭され、デクスターは何も言えませんでした。

 

一方エマは、詩人としての道を諦め教師となります。

また、恋人をみつけデートを重ねていました。

 

温厚で優しい性格の彼氏に、エマはどこかデクスターと比較してしまいます。

 

ただ、これまでのデクスターへの気持ちを改め、交際を続けます。

 

心身ボロボロになったデクスターは、

”誰かと話したい”とエマに電話をかけますが、

エマはデートで電話に出ません。

 

 

1995年7月15日。

会わなくなって2年後。エマは恋人との関係を続けています。

 

デクスターは芸能人としての仕事中、父親が撮影現場に訪れます。

 

母親が亡くなり、和解した父親に、芸能人の恋人スーキーを紹介するデクスター。

 

父親の苦手なデリカシーの無い女性でした。

 

”害虫”や”テレビ界の嫌われ者”と中傷されるデクスターは、情緒不安定になり、エマに愚痴の電話。

 

優しく慰めるエマに、デクスターは会いたいと伝えますが、エマは仕事の都合で会えません。

 

自信を失いながらも、仕事続けるデクスター。

エマは教師としての道を歩む中、テレビの画面越しにデクスターを応援します

 

 

 

1996年7月15日。

恋人との同棲生活の中でも、デクスターとの友人関係を続けるエマ。

 

更に魅力的な女性になっていくエマと、

更に堕ちていくデクスターは、ナイトクラブのパーティでデートをします。

 

デクスターはまだ、ドラッグを継続していました

 

そのデクスターに呆れたエマは、楽しみにしていたデートを後悔、

詩人を諦めたエマを馬鹿にしたデクスターにエマは激怒、二人は喧嘩別れしてしまします。

 

”愛していない男とどう暮らしているか”

 

その相談を聞いて欲しかったエマ。

想いは届かず、別れを告げます。

 

 

1998年7月15日。

二年後芸能人としては下火になったデクスター。32歳になりました。

冠番組も降ろされ、将来に不安を覚えるデクスター。

 

 

1999年7月15日。

デクスターは、新しい恋人シルヴィーとの関係を続けています。

 

エマも同様に恋人との関係も上手くいかず、喧嘩を重ねています。

 

エマはデクスターへの想いを詩にして継続していました。

それを恋人にみつかり、破局してしまいます。

 

 

2000年7月15日。

大学時代の友人の結婚式で数年ぶりに出会った二人。

エマは詩人としての原稿料を得れるようになっていました。

 

友人として、”大人”の会話をする二人。

 

デクスターは、シルヴィとの婚約の報告を行い、エマは笑って応じました。

 

更に遠くなる二人の距離に、エマはさみしくなります。

自然と顔を寄せ合いキスをする二人。

エマが言葉を続けようとすると、デクスターは会話を止め、離れていきました。

 

 

2001年7月15日。

デクスターは子育てに奔走。テレビ業界を辞め、オーガニックショップで働いています。

子供に読み聞かせるのは、エマが書いた本でした

エマはひとり、仕事の道を歩んでいます。

デクスターは純真になりましたが、妻のシルヴィは、不倫しています。

 

 

2003年7月15日。

二年後、エマの本は多くの人に読まれるようになりました。

詩人として成功したエマと、離婚したデクスターは久しぶりに出会います。

 

一方ショートカットに変えたエマは、恋人が出来た報告をします

恋人の紹介を求められても、デクスターはそれを拒否、再び別れます。

 

一人歩くデクスターを追いかけたエマ。

ずっと吹っ切れていなかった想いを再び伝え、二人はようやく付き合い始めます。

 

 

ここから二人はいちゃつきまくります。

 

 

 

2004年7月5日。

結婚式の準備を進める二人。

デクスターは、自分の店が持てるまで自立しました。

 

 

2005年7月15日。

幸せな結婚生活を続けていた二人は、子供を作る決心をします。

 

 

2006年7月15日。

なかなか子供が出来ない二人

エマは自分のせいだとふさぎ込み、デクスターは慰めます。

 

デクスターは仕事に出かけ、エマは水泳へ。

 

泳ぎ終わった自転車での帰り道、エマは自動車事故に遭います

 

エマは帰らぬ人になってしまいました。

 

 

2007年7月15日。

愛するエマを失い、酒に溺れるデクスター

憔悴したデクスターは、父親に会いに行きます。

 

父親から、

「エマがいると思って、生きてみたらどうだ。私は、10年間そうしてきた。」

と言われます。

 

不器用な父親からの愛情に、デクスターは救われます。

 

 

2009年7月15日。

デクスターの店に、かつてのエマの恋人が訪れます。

 

美しい思い出の7月15日が命日に代わってしまい、お互いに傷を癒し合います。

改めて、エマとの7月15日を思い返すデクスター。

 

 

 

2011年7月15日。

エマと来た散歩道を、前妻との娘と訪れました。

娘にエマの話を聞かせるデクスター。

 

想い出すのはエマとの思い出。

1988年7月15日、初めて出会い、キスをして、お互いの愛を確かめた日、

 

「また会いましょう」

 

とエマは言うのでした。

 

 

 

3.感想

映画に映し出されるのは23回の7月15日。

ストーリー書くの大変でした。

 

エマが事故死になるのは、衝撃でしたね。

 

まあこのままでは終わらないとは思いましたが。

ハッピーエンドが好きなアメリカ人は、そりゃ評価低いだろうな

 

 

 

まずは主演二人の変化に目を奪われました。

22歳で大学を卒業して、物語の終わるエマが亡くなったのは2006年。

 

40歳までの二人の変化を服装とメイクで見事に表現してましたね。

まあ、エマはとても40歳には見えませんでしたが。

 

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これが22歳の二人。まだ幼さが見えます。

 

 

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これが34歳のエマ。

 

名演ですね。

 

 

今作の魅力は、

行間を読む

この一点があげられます。

 

1988年の出会いから、2006年の離別まで、二人は友人としての関係を続けながら、

唯一7月15日だけは、お互いのことを想っていました。

 

それ以外の日は忘れる可能性はあっても、その日だけは忘れることはない

他の日も、もちろんお互いを想う日もあったはずですが、

 

あえてそれを表現しないことで、23年という長いスパンのラブストーリーが完成したのだと思います。

 

 

また、演出で面白かったのは、二人が付き合うまでは、

微妙な距離で離れた二人を表現していて、

ようやく付き合い始めてからは、

過剰なくらいいちゃつくんですよね。

 

この演出は、紆余曲折あっても”この人”だったと視聴者に思わせる良い演出だったと思います。

 

 

だって、お互いに別の人と違う恋人を作ったり、結婚したり、子供作ったりしながら、出会った時にキスしたりしてますからね。

 

この演出が無ければ、また別れそうだなって思ってしまいますから。

 

 

”運命の人”とか”赤い糸で結ばれた”みたいな使い古された人間関係を、

映像作品として表現するには好演出だったと思います。

 

 

日本古典の織姫と彦星は、七夕しか出会えません。

対してこの映画は、会えない日も、お互い色んな事あったな、ていう映画ですかね。

 

 

忘れられない人と結ばれるかは分からないけれど、

想い出すことはずっとあって。

お互いが想っていれば、こんなラブストーリーも現実にあり得るかもしれません。

 

儚い希望に満ちた、映画でしたね。

 

 

 

 

今回は、ここまで。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

 

 

 

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