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【ネタバレ】「パコと魔法の絵本」日本らしくない楽しいファンタジー映画【Amazonプライムビデオ】

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パコと魔法の絵本

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以前流し見で見てよく理解してなったのですが、

何も考えずに映画を見たくてみてみたところ、

夢中になってしまったのでかいてみます。

笑いながら、最後は泣ける映画です。

 

 

 

1.作品情報

監督は中島哲也さん。

告白」「渇き。」など斬新な映像表現で天才といわれる映画監督で、

2018年12月7日には「来る」というホラー映画が公開されます。

 

予告編から面白さが伝わるのは、CMディレクターもされているので、

”決められた時間で如何に上手く見せるか”が良く分かっているからですかね。

 

で、この「パコと魔法の絵本」は2008年に公開されました。

元々は舞台で行われていた「MIDSUMMER CAROLガマ王子VSザリガニ魔人を映画化したものになります。

また、長編映画としては初めて3DのフルCGと実写を使って作られた記念すべき作品になってます。

キャッチコピーは「子どもが大人に、読んであげたい物語。」

 

 

2.予告編

www.youtube.com

 

 

3.キャラクター紹介

今作は本当に楽しい”SF"作品になっているので、それに合わせて個性あふれるキャラクター紹介をしてみます。

 

大貫…役所広司

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「私は、この子の心にいたいんだよ!」

大企業を一代で大きくした男。

社長を引退後も経営に携わり続けたが、体調不良により入院。

誰も信じようとしない”クソじじい”で、他の入院患者にも冷たく当たります。

担当は役所広司さん。中島作品に多く出演していて、今作では主演を務めています。

口癖は、”お前が俺を知ってるだけで、腹が立つ!”

 

 

パコ…アヤカ・ウィルソン

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「昨日も、パコのほっぺに、触ったよね?」

車の事故により家族を失い、事故の怪我の影響で”1日しか記憶が持たない”少女。

誕生日を毎日繰り返していて、母親から貰った飛び出す絵本、

”ガマ王子とザリガニ魔人”を毎日大事に読んでいます。

 

 

 

浅野…上川隆也

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「簡単です。いっぱい泣けば、止まります。」

入院患者から”ヤブ医者”と呼ばれる病院唯一の先生。

ふざけた態度から患者からは不審がられているが、腕は確かなようで、時折真面目な態度を見せています。

大貫にサマーキャンプの出し物を提案し、共に劇を盛り上げます。

 

 

滝田…劇団ひとり

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「不安なんです。じっとしていると、あの頃のダメな自分が蘇ってきて。」

 元消防士、車に轢かれて入院

現場に戻りたい一心で治療を続けますが、一向にギプスや包帯が取れません。

劇では”ガマ王子”役を当初与えれていましたが、飛び降り自殺しようとした室町を庇い、より重症、大貫に”ガマ王子”役を託します。

 

 

龍門寺…山内圭哉

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「ジュンペイまだ見つからへんのか…。」

ヤクザ。飼っていた猿が誤って拳銃を発砲し、それが当たって入院。

電話で常に逃げた猿の安否を確認しています。

山内さんは今やってる新垣結衣主演のドラマ「獣になれない私たち」でもクセの強い社長役で出演されてます。今作でもキツめの関西弁は健在でした。

 

 

木之元…国村隼

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 「オカマはね、一度で二度美味しいのよ!」

オカマになったことで子供と疎遠になりますが、常に家族の事を案じています。

大貫とは常に対立していたが、大貫の改心により応援するようになります。

映画哭声/コクソンでは妖怪日本人を怪演した国村さん。今作ではオカマ役ですね。芸のふり幅が凄い。

 

 

室町…妻夫木聡

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「分かってるよ…。俺は、ゴミだ…。」

幼少期”天使”と言われていた有名子役。ただ、成長と共に人気が落ち込み、グレて自殺志望者になってしまいました。常に自殺未遂を繰り返し、病院に運ばれています。

 

 

タマ子…土屋アンナ

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「見たがってんだよ…。あの子が…。」

パンクロックの格好をした看護師。実は貧しかった幼少期から室町のファンで、やさぐれた室町の改心を誰よりも願っています。

 

 

堀米…阿部サダヲ

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「あの…馬鹿につける薬ってのは…?」

突然現れては、大貫にいたずらを仕掛ける正体不明の人物。

劇にもオリジナルキャラを作って参加していました。

正体は、パコの大好きな絵本の作者

映画ではストーリーテラーも兼ねてます。

 

 

浩一…加瀬亮

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「ずっと一人で頑張ってきたんだよ。ずっと、ひとりぼっちでさ。」

大貫の甥。今は大貫の会社を任せられて、大貫が引退したあとも会社を経営に携わり、黒字経営を達成しています。

 

雅美…小池栄子

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「早いとこ社長夫人になりたいわぁ…!」

浩一の嫁。次期社長夫人を夢見て、大貫に媚びを売り続けています。

奇抜な恰好とメイクで圧倒的存在感を放ちます。正直見てて怖いくらい。

 

 

これだけの豪華キャストで、やるのは絵本を主軸にした映画

子供っぽいCGが多くでなかなか受けそうにない印象があって、僕も劇場では選びませんでした。

 

しかし、全キャストが身体を張った演技、最後まで飽きさせない起承転結のある展開、見ればわかりますが、大人も楽しめる作品です。

 

ちなみにアヤカ・ウィルソンは現在(2018年)21歳。

最近公開された映画響-HIBIKI-にも出演しています。

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当時の可愛さそのまま成長してて、すげえなってなりますね。

 

 

4.ストーリー

 昔むかし、あるところに、変わった人ばかりが集まる病院がありました。

 

周りから”クソじじい”と呼ばれていた大貫というおじいさん

彼は、大企業の社長を引退後、社会復帰を望みながら、退屈な毎日を送っています。

 

そんな中、大貫はパコという少女に出会います。

 

パコは今日が誕生日だといい、お母さんからの誕生日プレゼントである絵本、

「ガマ王子とザリガニ魔人」を大事に声を出して読んでいました。

 

純粋な少女の好意も無視し、他と変わらぬ冷たい態度を取った大貫。

ある日、大切にしていた金のライターを無くしてしまいます。

 

探していると、それを見つけたパコが、大貫に嬉々と自慢してきたので、

盗まれたと思って激怒。

大貫は、パコのほっぺを平手打ちしてしまいます。

 

翌日、罪悪感はあっても素直になれない大貫。そのジレンマに余計にイライラしていると、パコが昨日と変わらぬ笑顔で現れます。

 

昨日の事があったのに…。動揺する大貫は、昨日叩いたほっぺに手を当てます。

するとパコは、

 

「ねえ、昨日もパコのほっぺに触ったよね?」

 

と言ってくるのでした。

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パコは、交通事故で、記憶が一日しか持たない少女だったのです。

 

それでも自分が叩いたほっぺの感覚は、不思議と覚えていたパコ。

 

大貫は、その記憶が自分の暴力だとは言えませんでした

 

パコの変わらない純粋な態度に、大貫は改心。

パコの心に毎日い続けたいと、パコと遊ぶようになります。

 

そんな中、大貫はパコの為にある計画を提案。

それは、パコの大切にしている絵本を、演劇として見せてあげようということでした。

 

一番楽しい記憶をパコに与えて、”何か”をパコに残したかったのです。

 

嫌われ者の大貫は、他の入院患者に頭を下げて、一緒に演劇をやって欲しいと提案。

改心した大貫の態度に、皆が協力を決めます。

 

練習を重ねて迎えた当日。

 

一生懸命な演技に、パコは大喜び。

 

演劇は大成功に終わりましたが、結果パコはそれも覚えていることは出来ませんでした。

 

そして、原因不明の病のせいで、パコは余命が長くありませんでした。

 

大貫のおかげで、奇跡的に延命出来ていたパコ

 

パコの最期の時、大貫はパコに会いに行きます。

 

パコの頬に手をあて、大貫は言いました。

 

「パコ…。お誕生日だね。おめでとう。」

 

嫌われ者の大貫は、パコの為に必死になる事で、みんなの記憶に残る素敵な人物になりました。

 

 

5.感想

感想としては、邦画らしくない映画だったなあ、と。

 

「アリスインワンダーランド」チャーリーとチョコレート工場など、多くのファンタジー洋画のような、そんな感覚がありました。

 

その世界観や演出が、中島監督が世界的に認められる理由なんでしょうね。

 

CGと実写を融合させた、素敵な映画でした。

 

中島作品は視覚効果が斬新な作品が多いので、シンプルに感情に訴えかけられて、万人が”面白い”と思えると思います。

2018年12月公開の「来る」も、そういう期待があるので、

誰かと観に行って、「面白かったな~。」て言い合いたいもんですね。

 

心が病んだり、とにかく励まされたいときに見てみると、シンプルに笑える良い映画だったと思います。

 

 

 

今回はここまで。

 

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。

 

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気になった方はお早めに。