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【楽曲紹介】映画「ボヘミアン ラプソディ」が名作たる理由【ネタバレ】

2018年11月9日に公開された

ボヘミアン ラプソディ」

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感動に打ち震えました。

 

暫くフィクションしか見てきてなかったので、

内容の深さに途中しんどくもなりましたが、

実在した天才の物語は、こうもドラマがあるのかという思いと

実際のクイーンの音楽と、熱演した主演の見事さにやられました。

www.youtube.com

 

 

1.はじめに

バンド名もリード・ボーカルの名前も知らない人でも、

楽曲を聞けば聞いたことがあると思います。

 

今作の主人公は伝説のロックバンド「クイーン(Queen)」

 

まずは簡単な紹介から。

リードボーカルフレディ・マーキュリー

ギターはブライアン・メイ(今作の音楽プロデューサー)

ベースはジョン・ディーコン

ドラムはロジャー・テイラーです。

4人構成のバンドです。

 

1985年、伝説のチャリティライブの時も産まれていなかった僕も

素晴らしい楽曲は記憶に残っていました。

 

2.フレディ・マーキュリーの生涯

今作はクイーンの自伝的映画でもあるのですが、

それにはリード・ボーカルであったフレディを紹介しなければいけないでしょう。

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フレディは1946年に生まれ、

バイセクシャルという自分の性質と闘いながら、

数々の名曲を作り続け、45歳という短い生涯で人生を終えています。

 

死因はHIVエイズ)の合併症による肺炎です。

 

自身も自称していた「パフォーマー」として、常に観客が喜ぶパフォーマンスを提供してきた彼は、映画のタイトルになった「ボヘミアン・ラプソディ」や「キラー・クイーン」などの楽曲を作詞作曲しました。

 

当時彼はバイセクシャルといいう自覚はなく、メアリーというガールフレンドもいました。

1970年に「クイーン」を結成してからも、メアリーは、恋人、また友人という立場で生涯彼を支え続けました。

 

楽曲作成においても、同じことをするのを嫌い、オペラ・ロック・ヘヴィメタルなど、全ての芸術を取り入れることを好んでいました。

 

最も有名なライブ映像で、映画のラストシーンで観客の視線をくぎ付けにしたのは、1985年のライブエイド

 

7万人を超える観客世界規模の衛星中継で行われたライブでは、観客とい一心同体になってパフォーマンスし、「世界で最も偉大な演奏」として称されました。

 

私生活ではメアリーと交際を続けていたものの、フレディの浮気が原因で破局、その後バイセクシャルをカミングアウトし、ジム・ハットンと7年間にわたり交際。

 

ジムはフレディが最期を迎える時も献身的な介護で寄り添い続けました。

 

親日家としても有名で、東京や大阪でもライブを行い、自宅には日本庭園を設けていたほどらしいです。

 

フレディの死後も人気は続き、現在までのCDの売り上げは3億枚と見積もられてます。

 

マイケル・ジャクソンレディ・ガガもクイーンのファンであったことは有名で、レディ・ガガの”ガガ”は、クイーンの楽曲「Radio GaGa」から取ったと言われています。

 

 

次にバンドについてですが、フレディの死後も、クイーン名義での活動は断続的に続いていて、「世界で最も売れたアーティスト」にも名を連ねています。

 

個人的に思うクイーンの特徴としては、

バンドメンバーのコーラスが異常に上手いことでしょうか。

フレディ自身”ボーカル”ではなく”リード・ボーカル”を自称していたように、楽曲にも度々バンドメンバーの歌声が収録されています。

 

またバンドメンバー全員が作曲を行い、それぞれの個性が光っていた為、その多様さもクイーンの人気を上げた理由であると思います。

 

3.ライブ・エイドでの演奏曲

映画内での楽曲と、実際のライブでの楽曲は演奏数に差異があります。

 

実際のライブ映像では、全6曲。Youtubeに動画が上がってます。最高です。

Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version] - YouTube

1.bohemian rhapsodyボヘミアン ラプソディ)

2.Radio GaGa(レディオ・ガガ)

3.Hammer to Fall

4.Crazy Little Thing Called Love

5.We Will Rock You

6.We Are the Champions(伝説のチャンピオン)

 

映画の中では

1.bohemian rhapsody

2.Radio GaGa

3.Hammer to Fall

4.We Are the Champions 

の4曲。

 

情報によれば、撮影時はこの映像を6曲通しで撮影したようなので、DVDなどの特別映像で「ライブ・エイド」の完全再現がみれるかもしれませんね。

 

ちなみにエンドロールで流れたのは、

1.Don't Stop Me Now

2.The Show Must Go On 

の2曲。…現代に残る名曲が多すぎる。誰もが一度は聞いたことがあるハズ。

 

4.主演紹介

この映画では、クイーンのメンバーを誰がどう演じるかがひとつの注目ポイントになると思いますが、主演について簡単に書いてみます。

 

個人的にはベースのジョンが本人と凄い似てた点が印象的でしたが。

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主演はラミ・マレック

個性的なキャラクターを完璧に演じてくれました。

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Photo: Peter Still/Redferns/Press

 

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彼なんですが、どこかで見た気がして調べてみたら、

ナイトミュージアムのエジプト王役で出演していたみたいですね。

 

しかし化けっぷりが異常でした。

 

勿論顔つきなどは難しいでしょうけど、言動やパフォーマンスはまさにフレディそのものでしたね。

 

 

5.ストーリー(ネタバレ)

ストーリーとしては、ドキュメンタリーなので、多くの情報が既に残されているのでネタバレも無いと思うのですが、僕の知らなかっった部分と合わせて簡単に書いていきます。

 

 

青年時代、自分の産まれやコンプレックスに悩みながらも、自分で歌を作り続けていたフレディは、クイーンのバンドメンバーと出会い、家族として楽曲作りに励んでいきます。

 

バンドメンバーと衝突しながらも、それが家族として完成していたからこそ、反発し合い作り上げて生きた楽曲は名作ばかりでした。

 

これまでの常識を打ち破る楽曲づくりの中でも際立ったが「ボヘミアンラプソディ」。

 

当時ラジオでの公開が主流の中で、6分を超える楽曲と哲学的な歌詞から、スポンサーからの批判を受けました。

 

それでもこの曲の力を信じて止まなかったクイーンは、知り合いのラジオ局での公開を敢行。結果大ヒットとなりました。

 

スターダムを登っていくクイーン。

しかしそのころから、”家族”に亀裂が生まれ始めます。

 

フレディ以外のメンバーには妻・子供が出来、フレディは孤独を感じる様になります。

ガールフレンドのメアリーと、人生を共に生きて欲しいと誓いあっていましたが、メアリーはフレディのバイセクシャルを見抜き、フレディの元を離れていきます。

 

自身のバイセクシャルを感じながらも、メアリーへの想いが捨てられないフレディ。

メアリーが彼氏を連れて、”友人”としてフレディの前に訪れた時、圧倒的な喪失感で自暴自棄になります。

そしてフレディは、付き人であるポールとの関係を深めていきます。

 

このポールが厄介者でした。。

 

ドラッグに溺れ、乱交パーティを繰り返し、ポールはフレディを独占し、バンドメンバーとメアリーに対してフレディに距離を置くように仕向けます。

 

ついにはポールはフレディにソロ活動を薦め、クイーンは解散の危機に陥ります。

 

ポールはメアリーからの連絡があっても、独占欲からフレディには伝えずにいました。

 

それでもバンドメンバー、”家族”との絆を信じていたフレディは、ある日ポールの洗脳気づき、ポールとの離別を決断します。

 

また、自身がHIVの感染していて、余命が長くないことも分かり、”家族”への想いが再燃します。そして再び”家族”の元へ赴き、謝罪し復活を提案しました。

 

フレディの才能を信じていたバンドメンバーは、これから永遠にクイーンとして活動することを約束。

”友人”としてメアリーとの関係も回復し、笑顔で接せられるようになりました。

 

そして4人揃って、チャリティライブ「ライブ・エイド」の出演を決めます。

 

ライブ当日、孤独なフレディはそこにはおらず、”リード・ボーカル”として、”家族”として、”クイーン”として、フレディは舞台に立つのでした。

 

 

6.感想 楽曲以外の部分に触れる

観る前は、この作品にはクイーンの音楽の素晴らしさを見せてくれるものだと思っていました。

実際、主演のラミ・マレックを始め、出演陣のパフォーマンスとクイーンの肉声が合わさった映像に圧巻されました。

 

ただ、それ以上にストーリーが良かったんです。

 

最近はフィクションしか見てなかったので、フィクションに対して生まれる感情は”感動”や”憧れ”でした。

 

「こんな恋愛がしてみたいな。」とか

「こんな未来があったらいいな。」とか

そういうふわふわした観点で見ていたんですけど、

 

今作はドキュメンタリー

そこにいるのは、実在した人間の生々しいストーリーでした。

 

おこがましくも、多少なりとも自分と重ねてしまいます。

 

大好きな人がいて、将来を互いに誓い合ったけど、徐々に軋轢が生じていく。

メアリーは、フレディを愛しながらも、愛情がどこか一方通行で、違和感を感じます。

それは、愛する男性がバイセクシャルだったからでした。

 

好きだけど、付き合えない。そういう感情でメアリーはフレディから離れます。

 

一方フレディ。一貫してあるのが、メアリーへの愛情でした。

自分がバイセクシャル、もしくはゲイであったとしても、人間としてフレディはメアリーを愛していました。バイセクシャルと自覚してからも、メアリーに傍に居て欲しいと懇願しました。

 

メアリーは”友人”としてフレディとの関係を続けようとしました。

でも、フレディは”愛”という感情を捨てられなかったです。

 

メアリーが彼氏を連れてフレディの前に現れた時の、フレディの表情は、見ていられませんでした。凄い苦しかったです。

 

圧倒的な喪失感。それに心が響きまくって泣きそうになりました。

 

信じていた相手がいて、それに答えられない自分もいる。

 

女々しく追いかけ続けても、一向に近づかない距離がそこにありました。

 

そんな状況が、フレディをドラッグに溺れされたのかもしれません。

 

結果、そういう感情は時間と共に昇華して、作られた楽曲は何億人もの感動を生みました。

 

天才でも凡人でも同じような経験をして悩み苦しんでいて。

 

”天才”というのは、そういう普遍の苦悩を突出した”何か”に昇華出来る人間のことをいうのかもしれません。

 

 

そんなことを想いながらみた映画でした。

 

今回はここまで。

 

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。